せいぶつへいきと写真

写真を撮る 趣味を語る

古民家撮影すばらしい! ~みんなの古民家 ポトレ撮影会~

久々に帰ってきたな。

俺はそんなことを呟きながらこの場所に戻ってきたんだ。

 

じいちゃんやばあちゃんのこの家に来たのは10年以上ぶりな気がする、子供のころはよく遊びに来てたっけ。f:id:seibutuheiki:20190411221510j:plain

よくある古民家って感じ、当時はこんな田舎の家なんて何も面白くねえよって思っていたけど、今来てみたら趣もあるのかもしれない。

 

俺はせいぶつって言う、この家で生まれた両親のもとに生まれ、人生を謳歌している。
今日は久々に連絡がありこの家に集まれって話だ。
正直俺は気が進まない、この場所にそれほど良い思い出があるわけではない、唯一有る思い出といえば従妹の女の子と裏山で遊んだよなぁっていうそれぐらいなんだ。

 

そんなことも遥か十数年前の話、あいつはとっても小さかったし、俺の事なんてよく分かってもいないだろう。
そんな状態でこの場所に戻っても大して面白いことはないんじゃないかって思っている。

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家に来てみたら誰も居ない、田舎だからって不用心すぎないか。
今に入って周りを見回してみる、昔と変わらないな、というか昔のままだ、時が止まっているみたいだ。

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この厠前の廊下も変わってねえ、昔暗くて怖い思い出があったな。
ろくな思い出がない、誰も居ないしこれ以上誰も来ないならもう帰ろうかな。
この場所に居ても良いことがあるとは思えない。

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適当に帰り支度をして、庭にもう一度向かった。
俺は最近写真の趣味にハマっている、この家は自然な豊かな家だから、花を撮影するのにはいいのかもしれない。

次この場所に来るのは何年後だろうか?
そんなことを思いながら庭で草花の撮影をしていると自分の後ろから物音がした。

さっきまで部屋の中に居て誰も居なかったのに?

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振り返ると久々に会う従妹の姿があった。
さっきまで居なかったのにどこに居たんだ?

縁側の引き戸を開けて風を感じている。

よぅ、久々だな。

お兄ちゃんこそ14年ぶりだね。

 

そういったのは従妹の由紀だ、昔この家でよく遊んだのを覚えている。
久々にみた由紀は大分大人びていた、昔はあれほど小さい子だったのに、普通に大人になってやがる。
そりゃ14年か、考えてみれば当たり前だ。

 

お前も呼ばれていたのか、じっちゃんばっちゃんはどうしたんだ?

今は買い物かな、夜まで帰ってこないって言ってたよ。

お前に家を任せて平和な話だな。

 

由紀が靴を履いてこちらに近づいてくる。

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お兄ちゃんこそ、今日ちゃんと来たんだね。

理由は分からず緊急招集だったからな、俺は正直乗り気ではなかったけど、たまたま暇だったからな。

来てくれてよかったよ。

ん?なんか言ったか?

何でもない。

 

何かぶつぶつ由紀が言っていたがはっきりとは聞き取れなかった。
ただわかることは今はこの家には二人しかいないってことだ。

 

久々だし、ちょっと庭をいろいろ見て廻ろうよ。

由紀からそんな提案がある、どうせ暇だし何もなければ帰ろうとしていたところだ、いい暇つぶしになるだろう。

 

いいぜ、懐かしい場所だしな。

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昔この場所でいろいろ話をしたよね。

 

ああ、この藁置き場覚えている、夕日を浴びながらこの場所でくだらない話をしたりアイスを食べたりもしたっけな。
いまだに藁が敷き詰められているんだな、田舎の家は時が止まってるわ。

 

あの頃は何も知らなかったけど、純粋で楽しかったよね。

 

なんとなく切なそうな表情で由紀がそんなことを呟く、まあそりゃそうだ人は大人になればいろいろ穢れを知っていく。
純粋な頃の思い出は思い出なんだ。

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ここに咲く花で指輪とか作ってくれたよね。

そりゃ、やることなかったからな、それも良い暇つぶしだったよ。

私はうれしかったのになぁ。

 

懐かしい思い出だ、真面目に話をされる恥ずかしい思いすらする。
考えれてみれば考えてみるほどこの場所での思い出がよみがえってくる。
昔はこの場所もいろいろとキラキラしていた、やはり若いころの刺激はどんなことでも影響力があるんだろうな。

 

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そういえばお兄ちゃんは彼女とかできたの?

 

酷なことを聞くな、彼女なんてできるわけないだろ、日々仕事に追われていてそんな暇すらないよ。
しかしなんでそんなことを聞くんだろう?

 

彼女とかいるわけないだろ。

昔からおにいちゃんは地味だったもんね。

うるさいわ、余計なお世話よ。

 

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風も出てきたし、中に戻ろうか。

ああ、そうだな。

 

それにしても誰も帰ってこないな、今日は何のために呼ばれたんだ?

 

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家に入ってからだらだらと話をしていたら、外はすっかり真っ暗になっていた。
昔あったことや、あれからどうなったとか、今の生活とか、色々と話をした。
14年もあっていないといろいろと積もる話もあるもんだ。

 

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そうだ、お兄ちゃん!

なんだよ?

お兄ちゃんに制服姿魅せたことなかったよね。

そりゃそうだよ14年も間空いてるんだぞ、見るチャンスなんてなかっただろ?

じゃあ見せてあげる。

 

そういって由紀は奥の部屋に消えていった。
わざわざ制服を持ってきたの?なんで?

 

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どうかな?

銅かなと言われてもいきなりリボンを外しているけど?

リボン忘れてきてて適当な紐をつかったんだけど、違和感あったから。

こだわりがあるんだな。

 

見たことなかった従妹の制服姿はちょっとドキドキしてしまう。

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ねえねえ、こうしたら少しエッチじゃない?

変なことをするんじゃないよ!

 

14年も経つと従妹も大人になるんだなってな。
そんなセクシーなことをしている暇があるならとっとと寝ればいいのに。

というかこの時間になっても誰も帰ってこない、今日は何で呼ばれたんだ俺は?

 

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お兄ちゃんは、こんなにセクシーな従妹が居ても何とも思わないの?

いや、そんなこと言われましても、昔から知ってる仲だし、何もないわ!

そうなんだ、ちょっと自信なくしちゃうな・・・。

 

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もっと私に欲情してくれていいのよ?

 

本当に今日の由紀は何かおかしい、いや14年もあっていないんだから、これが本省なのかもしれないかが、とりあえずいきなりそんなことを言われても困る。

 

バカなこと言ってないで部屋に戻って寝ろ、今日はなんかじっちゃんばっちゃん帰ってこないし。
皆が集まるのは明日みたいだからな、早く寝て明日に備えるぞ。

 

意気地なし・・・。

 

何か言っているがとりあえずほっておいて寝床の用意をする。

明日になったらいろいろあるだろうし、そろそろ寝るぞ由紀。

はぁい。

 

 

その日の夜はいろいろと思いだしたり、さっきの挑発を受けたせいでセクシーなことを考えたりろくに眠れない夜を過ごした・・・。

まあそんな状態でもいつの間にか寝てしまって・・・いるん・・・だけど。

 

 

翌日起きたら親戚が集まっていた、なぜこんなに?
てかなんで人集まってるのよ意味わからん。

しかも買い出しに行ってこいとか言われて、車を走らせている。
親戚が集まったりしているからか、やたら宴会料理のようなものを頼まれる。

いやいや田舎にきたらそういうの作るんじゃないの?スーパーの宴会料理の買い出しでいいの?とか思いながらしぶしぶ買い出しをする。

田舎だからスーパーが遠い、これでも買って程遠い。
一通り買い出しを済ませて家に戻るといい感じで夕方になっていた。

 

ただいまぁ。

 

・・・。

 

誰からも反応がないな、適当に冷蔵庫に突っ込んでおくか。

買いだしたものを冷蔵庫に突っ込み大広間の方に行ってみる。
なんかばあちゃんがしゃべっている声が聞こえるな。

 

襖から覗く光、どうやら少し空いているみたいだ。
襖に手をかけて開こうとすると中から由紀の声が聞こえた。

 

お兄ちゃん結局気が付いてくれなかったな。

 

気が付く?
俺は何かに気が付くようなイベントに遭遇していたのか?

 

あれだけ誘惑したのに、最後に・・・。

変なことを言うのは辞めなさい!

 

なんか、気になって襖を開けずに覗いてしまった。

 

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昨日とは違うドレスのようなものを着ている。
中華風?というかなぜドレス。

 

あなたも明日のお見合いで結婚が決まるのよ、相手はすばらしい男性なんだから、粗相のないように今から気を引き締めるのよ。

わかってるって・・・。

 

 

お見合い?
そりゃ14年も経てばそういう変化もあるだろう、今日皆が集まっているのは由紀の結婚前祝みたいなものだったのか。
しかしそれだったらなんで俺にはその説明がないんだよ!

 

私、お兄ちゃんには行くなって言って欲しかったな・・・。

そのために一日早く来るように連絡するとか馬鹿な事させて、反省しなさい。
相手の男性も心待ちにしているんだから変なこと考えないの!

 

 

なんだって?
良く聞こえないが俺だけ一日早く呼ばれた?

 

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襖の奥から覗いている俺に由紀が気が付いたのか、悲しそうな目でこちらを見つめている。

 

俺は襖をあけて由紀に声をかける。

 

由紀、綺麗じゃないか、でそのドレスは?

お兄ちゃんには言ってなかったんだけど、私明日お見合いしてそのまま結婚することになっているの。
家のしきたりなんだって・・・。

 

そうなんだ、よかったじゃん。

 

うん、よかった。

 

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由紀の顔は全然うれしそうじゃなかった・・・。
寂しそうな悲しそうなそんな顔をしていた。

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昨日はありがとうね。

 

 

そんなことを言っていた気がする。

 

 

その後由紀のドレス姿を見ながら酒を飲みかわす親戚、皆笑顔で幸せな空間だった。
俺だけ心の中にちょっとした靄っとした感情を残しながら。

 

 

翌日由紀は早朝からお見合いに向かった、俺は特にやることもないので家に帰ってきた。

由紀が幸せになってくれればそれでいいんだけど、おととい夜の由紀の気持ちわかってあげられているんだろうか・・・。

 

そんなことを考えながら電車に揺られるんだ・・・。

 

 

 

 

 

 

どうもこんばんは、せいぶつへいきです。

みゆきです

おにいちゃん!この謎の小説は何?

先日とある撮影できる場所に撮影に行ってきまして、久々にポートレート撮影だったわけで、いい写真がたくさん撮れたのでストーリー仕立てにしてみました!

勿論フィクションだし、現実の話とは何も関係ありません。

 

前振りがながぁい

まあ、とりあえずそれぐらい盛り上がったということで。

で今回行った場所はこちら

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goo.gl

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格安価格で借りる事が出来る古民家です。
撮影以外にもいろんなことに使えます、キッチンとかプロジェクターも使えるので、皆で集まってまったりお酒飲むとかもできる場所ですね。

 

で、今回撮影させていただいたモデルさんはこちら。

twitter.com

 

ありがとうございます、めろちゃんさん様!

色々くっつきすぎ!

それぐらいお礼の言葉が出てくるわけです。

そして撮影後こんな寸劇に使わせていただけるとは。

 

そしてこのみんなの古民家いい場所でした。
安値で借りられるのに、敷地内でいろいろ撮影ができます。

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こんな小物も置いてありますし。

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古民家にありそうな、藁とかそういうものも置いてあって雰囲気小物なんてなくても色んなシチュエーションが撮影できます。

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井戸みたいなのもあって、水の流れも感じられます。
夏場は流しそうめんキットも導入されるみたいですよ?

 

 

 

ということで、今日はみんなの古民家でのポトレ撮影のお話でした。

こういう撮影も楽しいし、ポトレ撮影も楽しいので今後も続けていきたいなぁ。

 

風景とか花とかフィギュアも忘れずにね

 

それはもちろんだよ!

ではまた次回お会いしましょう。

またねー